
総額111,985米ドルの草の根・人間の安全保障無償資金協力で飲料用に適した井戸からの揚水設備と貯水タンク、総延長4キロメートルの配水管の整備を行う「センスンテペケ市エル・サンボ地区飲料水整備拡充計画」の竣工式が2013年4月25日に開催されました。 以前は、同地区に上水道設備は整備されておらず、住民は雨季には雨水を、乾季や水の確保が困難な際には数キロ離れた小川や泉に汲みに行くことで水を確保していました。これまでやむを得ず利用していた不衛生な水の摂取が原因で、子どもの下痢や嘔吐が発生していました。 また、水を汲み運ぶ作業は、主に女性や子どもが従事しており、大きな負担となっていました。本計画の完成で117世帯、570が清潔な上水道を利用できるようになり、水運搬労働から解放されることで、女性や子供の生産的な経済活動、基礎教育への参加機会が増えることにつながります。